本屋で買えない本

あなたの価値を安売りしないで「脳科学マーケティング100の心理技術」

ダイレクト出版「脳科学マーケティング100の心理技術」:値下げをしても儲からないのはなぜか?あなたの価値を安売りしないで。

物を売るのではなく、価値を売る

マーケティングの定義を検索すると

マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。

このような説明が出てくるのですが、うーん、難しくてよくわからないですよね。

つまり、マーケティングとはあなたの商品を「欲しい、欲しい‼︎」と思ってもらえるようにお客さんを教育することになります。そして大事なのが物を売るのではなく、価値を提供することでお金をいただくことであり

マーケティングをわかりやすく一言でいうと「売れる仕組み」のことなんですが・・・

全然わかりやすくない‼︎

と思われた方はぜひ続きを読んでください。

  • マーケティングのことは全くわからない
  • 専門用語もわからない
  • でも商品が売れなくて困っている
  • お客さんが来てくれなくて困っている
  • 頑張ってるのに全然儲からない
  • 家族に苦労はかけたくない
そんなあなたのためにできるだけわかりやすく書きました︎

あなたが売っているのは何ですか?

あなたがもし治療院を経営しているのなら、あなたが売っているのは「治療」になりますよね。では、あなたのお店に来たお客さんは何を買いに来たのでしょうか?

あなたの売っているものが「治療」なら、お客さんが買うのも「治療」になるのですが、でもお客さんが本当に望んでいるのはあなたに治療してもらうことではなくて、「治療を受けることで、痛みやしびれから解放されること」ですよね。

だから、

お客さんが来なくて困っている

初回無料にしよう

一時的にお客さんの数が増える

またお客さんが来なくなる

次はチラシを1000枚配ろう

一時的にお客さんの数が増える

またお客さんが来なくなる

どうしよう・・・

こんな経験をしている場合、いろんな取り組みでお客さんが来てくれてもその時にお客さんは「あなたの治療を受ける」だけで、「痛みやしびれから解放される」という価値を感じれていないのでしょう。

そして、無料やキャンペーンで来たお客さんはあなたのことが目当てで来たのではなく、お試し感覚ですよね。

だから、お客さんが来ない、売り上げが悪い、となった時に「なんとかお客さんを集めないと‼︎」という風にお客さんを集めることや利益をあげることが目的になってしまうと良くないのはわかりますよね。

そんな時は、

なぜあなたが治療家になったのか

お客さんにどんな治療がしたいのか

治療してお客さんにどうなってもらいたいのか

もう一度初心に帰って考えてみる時期だと思います。

  • 笑顔になってほしい
  • ありがとうと言ってくれる
  • 楽になったと喜んでくれた
  • 痛みがやわらいで趣味が再開できた
  • しびれがなくなって夜寝られるようになった

治療家であればお客さんに「良くなってほしい」と思うのは当然ですよね。

そして、お客さんが痛みやしびれから解放されて良くなった後、どんな生活を送れるか、どんな人生を歩めるか、そこまで想像できるともっともっと治療のレベルも向上するでしょう。

腰が痛い。腕がしびれる。こんな時お客さんの頭の中にあなたの顔が出てくればマーケティング成功ですね。

 

あなたは何の専門家ですか?

専門家と聞くと難しそうな印象を受けますが、そうではなくて「あなたが好きなこと、得意なこと」は何ですか?

 

自分には何にもない・・・

そんなことは絶対ありません。あなたが気づいていない、意識していないだけです。もしくはあったとしても「こんなことは得意とは言わない」と自分で決めてしまってないでしょうか。

あなたの好きなことや得意なことを自分で理解していないと、いくらマーケティングをを勉強したとしても成功しないでしょう。

好きなこととか、得意なことってなかなか頭で考えても出てこないので、どんな些細なことでもいいので紙にに書き出していきましょう。紙に書き出すと考えが整理しやすいですよ。

ちなみに私が好きなことや得意なことを書き出すと

  • 優しさだけは誰にも負けない
  • 困っている人はほっておけない
  • 人の良いところを見つけるのが得意
  • いつでも元気
  • 本を読むのが好き
  • 自転車に乗るのが好き
  • 家にいるのが好き(妻と娘2人と)
  • 人に気に入られるのが得意
  • 場を盛り上げるのが得意
  • マンガを読むのが好き
  • 何でも考えるのが好き
  • 誰かのために頑張るのが好き
  • DJ社長の動画を見るのが好き
  • 河原を散歩するのが好き
  • のんびりするのが好き
  • お酒を飲むのが好き
  • 本屋さんに行くのが好き

・・・キリがないのでこれくらいでやめておきます。

普通のことばかりでしょ?誰でもこれくらいはすぐに出てくると思います。そしてこれだけは誰にも負けないことを自分の強みにすればいいと思います。

例えば私の場合はいちばん最初に出てきた「優しさだけは誰にも負けない」をモットーに生きているので、仕事でもプライベートでも「優しい人」というイメージは間違いなくついている・・・はずです。

でも、優しいだけでお金は稼げないでしょ

ごもっともな意見です。

しかし、人に優しくすることで仕事のやりやすさが全然違うんですね。

例えば人に優しくしていると

  • 自分も優しくしてもらえる
  • ミスをしてもあんまり怒られない
  • 指名されることが多くなる
  • 話しかけてもらりやすくなる
  • 手伝ってくれる人が多くなる
  • 覚えてくれる人が増える
  • 少しの無理なら聞いてくれる

どうですか?

逆にこれが全てないと地獄です。

  • 誰も優しくしてくれない
  • ミスしたらものすごく怒られる
  • 誰も指名してくれない
  • 誰も話しかけてくれない
  • 誰も手伝ってくれない
  • 誰にも覚えてもらえない
  • 誰も言うこと聞いてくれない

・・・怖いですね。

ぜひ、あなたの好きなことや得意なことを意識できるようにしてくださいね‼︎
あと、もう一つ大事なのが「やらないことを決める」ことなんです。

例えば、私の場合であれば先ほどの好きや得意のところでも書きましたが「家で家族と過ごす時間」を大事にしているので残業はしません。極力しません。いくらお金持ちになったとしても家族と過ごす時間がないのであれば私にとっては不幸でしかありません。

あなたはどうですか?

相手にしたくない人をお客さんにしていませんか?

苦手な人をお客さんにしていませんか?

売りたくないものを売っていませんか?

したくないのに値下げしていませんか?

あなたの価値を安売りして、心を磨り減らさないで

だから

嫌な人に愛想笑して、文句言われて、安売りして、しんどい思いをする

から➡︎

好きな人に全力でサービスして、感謝されて、喜んでお金を払ってもらえて、楽しく仕事ができる

に変えていきましょう。

そこまできてやっと「脳科学マーケティング100の心理技術」がお役に立てるはずです。

あなたの強みに「販売の科学」をプラス

あなた自身が自分の強みを意識できたなら、やらないことを決めれたら、それに本書の内容をプラスすることであなたのお客さんの「欲しい」気持ちに火をつけることができるでしょう。

知らない間に買っている「欲しい」が生まれるメカニズム

本書では、お客さんが商品を買う際にどのような根拠があるかを脳科学的に証明しています。脳科学と聞くとすごく難しい印象を受けますが、書いてある内容はいたってシンプルですぐに実践できることが多いです。

何かを買う行為により、脳の痛みの中枢が活性化する

人は何かを買うときに痛みを感じるということが脳科学の研究により明らかにされています。

つまり、あなたの商品をお客さんが買う時の痛みをできるだけ減らす取り組みをすればいいですね。

取り組み例として

セットで販売する
定額料金を設定する
おとりの商品を用意する
選択肢をむやみに増やさない

などが挙げられます。

ひとつ説明すると、おとりの商品についてですが

例えばマッサージ店の料金表に次のAとBがあるとします

料金表A
30分・・・2980円
60分・・・4980円

料金表B
30分・・・2980円
45分・・・4980円
60分・・・4980円

この料金表AとBでテストした場合、料金表Bの45分を選択する人は0人で、料金表Aに比べると、料金表Bで60分を選ぶ人の数が大幅に増えて収益もアップするという仕組みなんです。

お察しの通り、45分という商品がおとりになり60分がお客さんにとってより魅力的に感じてもらうことができたのですね。

脳は8秒前に決断している

はじめに 本文4ページより

私たちは皆、自分のすることにはもっともな理由があり、自分が下した決断は意識的によく考えた結果だと思いたがる。私たちの決断や行動の多くに理性的な部分が存在するのは確かだが、研究者たちによって、潜在意識が私たちの選択を左右する家庭が絶えず明らかにされている。それらの過程では多くの場合、意識はほとんど関与しない。

つまり、私たちが取る行動の大部分は無意識のうちに決定されるということになります。

それに関連したものが

価格をハッキリ見せる
キリのいい数字は入れない
マジシャンのスキルを応用する
商品はドンドン手に取らせる

最後の「商品はドンドン手に取らせる」ですが、ショッピングでアクセサリーショップや服屋さんに行った時などに店員さんが

「手に取って見てくださいね〜」
「試着してくださいね〜」

って言ってきますよね?

これも販売テクニックのひとつで、人はモノを触るとオーナー気分が高まり、そのアイテムにより高い価値観を置くことが研究よりわかっています。

だから、お客さんに商品を触ってもらったり、持ってもらったりすることで買ってもらえる可能性が高くなるんですね。

ただし、不快な場合は逆効果です。その不快による逆効果を理解していない店員さんが多いので、だれかれ構わず話しかけてお客さんが逃げていくんでしょうね。

私の経験談ですが、過去にすばらいし接客をしてくれた方がいて、自分で髪を切るためにバリカンを買いに行った時のことですが、バリカン売り場でどれにしようか悩んでいるとベテランのおじさん店員さんが来て、

「安いのは替刃を交換しないといけないから逆に高くつくし、替刃のないもので水洗いが出来るこの商品が一番オススメですけど、見た目が気にならないのであれば性能は同じでこちらの商品がお買い得ですよ」と言って去って行かれたんですね。

私は買い物で店員さんに話しかけるのも好きではないし、話しかけた後ずっとそばにいられるのはもっと好きではないので、この方の接客が本当に自分が知りたいことだけ教えてくれて、不快感も与えずに流れるような対応で感動したのを今でも覚えています。

もちろん、そのバリカンは買いました。

話がそれてしましましたが、車の試乗もオーナー気分がとても高まる仕組みのひとつですね。

あなたも服や靴を試着しない時より、試着した時の方が購入していること多くないですか?

まとめ

いがでしたか?

あなたが、自分の価値を安す売りしないこと

あなたが、自分の強みを意識すること

あなたが、やらないことを決めること

これらに加えて、

本書を利用して、どうすればあなたの商品が売れるかという仕組みを理解し実践することで、売ることに対してストレスを抱えることなくあなたの価値を最大限に生かしたマーケティングを展開できるでしょう。

本の詳しい内容は、公式サイトでチェックしてください。今回紹介した脳科学にもとづいた心理テクニックがあと92個存在します。

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